参加アーティストにスペシャルインタビュー!
第8弾は・・・「のぐち」
ーーまず、のぐちさんが音楽を始めたきっかけを教えてください。
一番最初は音楽を始めるっていう感覚はなく、思い出のためにライブをしたら、ハマっちゃいました…。笑
ーー最初に音楽を興味を持ったのはどこからだったんですか?
漠然とギターが弾きたくなったのが始まりでした。でも私めっちゃ飽き性だから、お母さんに「ギター欲しい」って言ったら「一年後も欲しかったら買ってあげるね」って言われて。でも一年後も欲しくて。そしたらお母さんも「あら珍しい」って買ってくれて、本当珍しく5年以上続いてるんですよね。
最初は弾き語りに興味があったわけでも作曲したかったわけでもなくただギターが弾きたかっただけだったんですけど、高橋優さんとかアンジェラ・アキさんとか、シンガーソングライターの曲が元々好きなので自分でも曲を作ってみようかなと思って、作ったら自分で作ったものを誰かに聴いてもらいたくなって、就職が決まった後にライブに出たのが始まりでした。
ーー楽器の中でも種類は色々ありますが、その中でも何故ギターに一番興味を持ったんですか?
ピアノは習ってたんだけど飽きちゃったんですよね。
ーーピアノを習っていたのはいつ頃だったんですか?
小学校4年生とか。
ーー飽きてしまったのはどうしてだったんでしょう?
わかんない…多分楽譜通りにやらないといけなかったからかな…?
吹奏楽もやってたんだけど…。
ーー吹奏楽では何の楽器をやっていたんですか?
中学校の時にトロンボーン、高校の時はコントラバスをやってました。
ーーギターを持って、そこから本格的にライブを始めようと思ったのはどうしてだったんですか?
初めて出たライブがミュージックレボリューションっていうオーディションライブだったんですけど、その会場が普通のライブハウスで、店長さんが「良かったらうちでライブやらない?」って誘ってくれたのがきっかけになって、そこからライブ活動を始めました。
ーー弾き語りだけではなくのぐちバンドでも活動していますが、バンドでの活動を始めようと思ったきっかけはありますか?
高校生の時ギターを教わっていたのがのぐちバンドのギターのじゅんじゅんだったんですけど、弾き語りで一人でライブをしている間にバンドでライブができる会場からお誘いをもらって、じゅんじゅんが「もう一回バンドをやりたい」って言ってるのをずっと聞いてたから、どうせなら一緒にやりたいなと思って連絡して、そこから人を集めて今ののぐちバンドができました。
ーー弾き語りとのぐちバンド、この二つで主に活動しながら、他にもカルテットやのぐちずむなど、色々な編成がありますよね。これには何か経緯があるのでしょうか?
一年ぐらいは弾き語りで一人でやってたんですけど、初めてバンドでライブに出た時に、誰かと一緒にステージに立つ方が私好きだなと思って、周りにも楽器ができる人が沢山いるし、せっかくだから一緒にやりたいなと思って、いろんな編成に手を出してみました。笑
ーー今回のオムニバスアルバムについて聞いていきたいのですが、「マッシュルームヘアー」を収録しようと思ったのは何故ですか?
一番最初のライブで一曲目に歌ったのが「マッシュルームヘアー」で、天窓のオープンマイクに初めて行った時に歌ったのも「マッシュルームヘアー」で、天窓での初めてのライブで歌ったのも「マッシュルームヘアー」で、オーディションでも歌ってきたし、ほとんどのライブで歌ってきた一番思い入れのある大事な曲だったから、四谷天窓の大事なアルバムに入れてもらうなら絶対この曲が良いなと思いました。最近できた推し曲とかじゃなくて。
自分だけだったらCDにも、ミニアルバムにも入れないつもりでした。
ーー私ものぐちさんのライブを初めて見た時に聴いた曲がこの曲だったので、とても印象に残っています。
今回「マッシュルームヘアー」で注目して聴いてほしいと思う部分はありますか?
プロデューサーの和奏さんと話し合ってメロディーとかギターのリズムを変えて、ニューバージョンの「マッシュルームヘアー」、「マッシュルームヘアー・ネオ」みたいな感じで、もっとかっこよくなったので、違いを楽しんでほしい。
特にラストサビとか、今までのマッシュルームヘアーを知っている人はびっくりすると思う。とりあえずノって聴いてほしい!笑
ーー「マッシュルームヘアー」という曲はどういう背景があってできた曲なんですか?
高校時代吹奏楽部の部長をしていたんですけど、超弱小高校だったのに顧問の先生がめちゃめちゃ熱血で、「よし!全国大会いくぞ!」みたいな。いつも地区大会で敗北してるのに。
板挟みにされるわけですよ部長は。笑 部員の「そんなやる気ないんですけど」っていうのと、熱血顧問の「なんでやる気出させないんだ」っていうので。
その顧問がマッシュルームヘアーで、まじこのマッシュルームヘアーむかつく!お前みたいな奴はいっぱいいるんだよこんにゃろー歌にしてやる!っていう感じで、作りました。笑
ーーそんな経験があったんですね。笑
顧問、あだ名「きのこ」だったなあ。笑
ーーのぐちさんの歌詞は気持ちがそのまま歌詞になっているストレートな印象がありますが、作詞作曲でこだわっているところはありますか?
まずは伝わりやすいように。おしゃれな表現とか比喩がすごいとかは他の人に任せて、のぐちの曲はわかりやすくて伝わりやすくてダイレクトにくるものを作りたいと思っています。
高橋優さんがめっちゃ好きなんですけど、高橋優さんの中でそういう曲があって、すごく歌詞が好きでその歌詞にたくさん救われてきたから、そういう曲を作りたいと思っています。
ーーのぐちさんがアーティスト活動をするにあたって具体的になりたいアーティスト像や影響を受けたアーティストについて教えてほしいのですが、それもやはり高橋優さんになるのでしょうか?
高橋優さんの音楽は尊敬していて大好きだけど、でも女版の高橋優さんになりたいとかじゃなくって、真逆だけど椎名林檎さんとかGLIM SPANKYの松尾さんとか、そういうかっこいい女性になりたい。
でもそういう人って屈折した歌詞を使ったりとかめちゃめちゃかっこいいギターを弾いたりとかするけどそこを真似したいわけじゃなく、出で立ちとか振る舞いとかの部分で憧れています。かっこいい女性になりたいなって思う。
ーー今、弾き語りとのぐちバンドが主な活動で、他にはのぐちカルテット、のぐちずむ、のぐちオールスターズ…これで全部でしょうか?
あとはカホンとやったりとかカホンとピアノとやったりとか、なんか色々。名前がついてないのもあります。
ーー名前がついていない編成も含めてだいたい7種類ぐらいですかね。
そうですね、やったことあるのはそれぐらいあるかも。
ーー弾き語りだけでは見えてこないもの、バンドだけでは見えてこないものも色々ありそうですが、編成を変えながらたくさんライブを行なっている中で心境の変化などはありましたか?
まずお客さんの表情が違うんですよね。弾き語りのライブを見るときはすごく真剣な顔で、聴こうと思って見てくれてて、バンドの時は期待に満ちた顔っていうか、楽しみなことが待ってるっていう顔をしてくれてみんな笑顔でいてくれて、それ以外の時はなんか微笑ましい顔をしてくれてて。笑
やっぱりお客さんがいないと成り立たないなと思うから、表情の変化をちゃんと受け取りたいなって。
弾き語りの時は伝えたいことを伝えたい、バンドのときは楽しみたい、っていう感じで、お客さんの感じたい気持ちを自分の中で考えながらライブをする余裕ができたっていうか。弾き語りだけやってた時は伝えたい伝えたいっていう独りよがりな発想が結構主だったんだけど、それに気がつくようになってからは弾き語りの時も楽しんでもらいたいっていう考えになるようになったし、逆にバンドのときも伝えたいこともできて、バラードとかもやるようになったし。相乗効果を感じます。
ーーのぐちさんは活動を始めて何年ぐらいですか?
もうすぐ3年ですね。
ーー3年経った今、これからの自分の中での音楽の物語をどう綴っていくのか、また何か見えているものがあったら教えてください。
具体的に例えば武道館でやりたいとか東京ドームでやりたいとかはないんだけど、野外ステージでお客さんがもう奥が見えないぐらい広いところで夜バンドで歌ってるっていう光景だけはめちゃめちゃ想像できてて、多分それが私の夢なんだろうなと思っています。とにかくライブが好きだから、お客さんの顔見て歌うのが好きだから、もっともっとそのお客さんを増やしたい。奥が見えないぐらい広い野外ステージでオールナイトライブをしたい!です!
ーー最後に、このインタビューを読んでくださった方に向けてメッセージをお願いします。
まずあの、指、動かしてくれて、ありがとうございます。笑
私は言葉にするのが苦手で、結構言葉が詰まるタイプで、だからこそ歌っているけれども、やっぱ言葉にしないとわからないこともある。普段からの「ありがとう」とか感謝の言葉とか、言葉にしないと伝わらないこともあると思います。たまに言えない時もあるけど、本当にいつもありがとう。
のぐちはこのインタビューを読んでくれている人のことが多分好きなので、これからも見捨てないでください。笑
のぐち
Twitter:@noguchi_Guitar
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