AATAさんに昨年リリースしたフルアルバム「BLUE MOMENT」と「AATA one man live "BLUE MOMENT" @TOKYO FM HALL」についてお話を伺いました。

この度3/12(木)開催予定のワンマンライブでしたが、新型コロナウイルスの影響で延期という形になってしまいました。
この判断を下すにあたり大変悩まれたかと思います。

 

そうですね…。
やっぱりこの日を本当に楽しみしてくださっていた皆さんや、一緒に準備してくれていたメンバー、スタッフのことを考えると、申し訳なく、悔しい気持ちも強いです…。
でも無理やり決行しても、心の底から楽しめないモヤモヤした気持ちや不安はあったと思うので、「だったら仕切り直しで!」と延期を決めました。

 

 

今回は前向きに、full album『BLUE MOMENT』や、7/20の振替公演についてお話を伺っていきたいと思います。

ワンマンライブのタイトルにもなっているfull album『BLUE MOMENT』ですが、以前リリースしたAirport、BlowingのRemixが収録されているんですね。
AirportのRemixを聴かせていただきましたが、原曲よりもさらにPOPで跳ねるサウンドで、より一層自然と体が揺れる楽曲になっていました。
Remix前ももちろん好きな楽曲だったのですが、今回のRemixは「【あーた】として生み出した楽曲に【AATA】としてのサウンドを掛け合わせたいいとこ取り」だと感じました。
今回この2曲をRemixし、収録した思いを教えてください。

 

2018年にリリースした【あーた】名義でのフルアルバム『BLOWING』は、その時できる【あーた】の全てを詰め込んだ一枚で、POPSだけでなく、SOULやBOSSA NOVA、HIPHOPなど、いろんなジャンルがごちゃまぜになっていたんです。
それをリリースした後に、ディスクユニオン主催の「DIVE INTO MUSIC.オーディション」に合格して、そこで出会ったプロデューサーが【あーた】の中の「メロウなラップとキャッチーなサビ」の要素を特に評価してくださって…。
楽曲でいえばまさに「Airport」や「Blowing」がそうですね。
それをCITY POPの音色でやってみようと…。
それでその2曲のRemixも入れることになりました。

「【あーた】と【AATA】のいいとこ取り」と感じてもらえたのはうれしいです。
『BLOWING』の時のアレンジもとても気にいっているのですが、Remixされたことによって、良い意味でその界隈の音になったというか。
楽曲の輪郭がはっきりして、「私はこういう音楽をやります」っていうのがよりわかりやすくなったなぁと自分では思っています。
それに個人的に2曲とも思い入れの強い曲だったので、それが新しいアレンジでより多くの方に聴いてもらえるチャンスができたというのが、ただ単純にうれしかったです。

 

 

表題曲となっている『BLUE MOMENT』ですが、歌詞の中に
『変わり続けるclean きらめき求めtrip
「誰かのためじゃない」
夜明け前のblue 震わせるのfeeling』
とありますが、新生【AATA】としてのこれからの姿勢を歌っているのでしょうか?
この楽曲に込められた思いを教えてください。

 

そうですね。
この曲ができる直前、レーベルが変わったり、バイト先をやめたり、恋人と別れたり…と自分を取り巻く環境が一気に変わって…。
それがきっかけで自分と向き合うことをたくさんしたんです。
その中で「自分の当たり前が、誰かの当たり前とは限らない。それに、それは状況やタイミングでも変わる。だったら”いま、私はどうしたいのか?”信じられるのはそれだけなんじゃないか。」と思ったんです。
そう思ったら、それまで悩んでいたいろんなことが腑に落ちて…。そういうことを歌にしたいと思いました。

ブルーモーメントというのは、夜明け前と夕焼けの後のわずかな隙に訪れる、辺り一面が青い光に照らされてみえる空のことなのですが、この曲では、いろんな不安を抱えながらも、”いま、自分はどうしたいのか?”を信じて奮闘しつづける主人公を、”夜明け前のブルーモーメント”にたとえています。
「あと1回の挑戦で何かが変わるかもしれない、夜明けがくるかもしれない」そんな思いで歌っています。
この曲が、聴いてくれた誰かの”あと一回”を応援できる曲に成長していってくれたら、とてもうれしいです。

 

 

それではワンマンライブの話題に移ろうかと思います。
今回はどういった編成でのライブになるのでしょうか?

 

今回は、key.清野雄翔/gt.さいとうりょうじ(P.O.P)/ba.大森慎也/dr.荒山諒というメンバーでお届けします。

『BLUE MOMENT』の世界観を軸に、過去曲もその世界観に寄せて演奏できたらと思っています。ワンマンが7月に延期して準備期間も増えたので、新曲ももっていこうかなと…!
せっかくのホールなので、弾き語りなどの小編成でも演奏したいと思っています。

やってみたいことがたくさんあるので、メンバーと相談しながら、しっかり作り込んで、最高のホールワンマンにしたいと思っています。
期待していてください!

 

 

ワンマンライブに足を運んでくださるお客様の中には、弾き語りのAATAさんしか見たことがないお客様もいらっしゃるかと思います。
AATAさんが思う弾き語りの良さ、バンド編成の良さをそれぞれ教えてください。

 

やっぱりAATAの楽曲の世界観とグル―ヴをしっかり表現できるというのがバンド編成の良さですかね。
メンバーとの掛け合いや、ハンドマイクでボーカルに徹せられるからこその表現なども楽しみにしてもらえたらと思います。

一方で弾き語りには、【あーた】の頃からずっと続けてきた、いわば原点みたいなものがあると思っていて…。
たぶん一番リラックスして、素の自分で歌えるのが弾き語りだなと思うんです。
そういった弾き語りならではの”間(ま)”、言葉、声の表情、息遣い、アコギの弦がこすれる音だったり、会場の空気が「ピーン」となる瞬間、そんな繊細なところまで感じていただけるのが弾き語りの良さかなと思っています。

同じ楽曲を、バンドと弾き語りと全く違うものとして表現できるのは私の強みだと思うので、今後も披露していきたいですね。

 

 

今回のワンマンライブは今までのワンマンとここが違う!いつも以上にここにこだわっている!という見所があれば教えてください。

 

今回は自身初のホールワンマンライブということで、ライブハウスとは違った音のリッチさにこだわっていきたいです。
ポップでキャッチーなんだけれど、一体感で一緒にはじけるというよりは、クラシックを聴いた後の余韻みたいな、チルアウト感というか…、そんなものを感じてもらえたらなと思っています。

 

 

最後に、『AATA one man live “BLUE MOMENT”』の意気込み、ご来場くださるお客様へのメッセージをお願いします。

 

今回思わぬ形で、7月に延期になってしまいましたが、その分さらにクオリティをあげて、最高のパフォーマンスをお届けできたらと思います。AATA初のホールワンマンライブ、皆さまのご来場をお待ちしております!7/20(月)はTOKYO FM HALLでお会いしましょう!ありがとうございました!

 

 


2020.07.20(MON) TOKYO FM HALL

「AATA one man live “BLUE MOMENT” @TOKYO FM HALL」

open 18:00 / start 19:00

ticket : adv 4,200yen / door 4,700yen / student discount 3,200yen

 

【チケット購入】

■ Special seat (S席) チケット(指定席)⇒ 5,200円《SOLD OUT!!》

先着24名様限定、前方2列目までの中央席です。S席は会場物販での手売りチケットのみのお取り扱いとなります。特典付き。売り切れ次第終了となります。

※特典…〔手売り特典〕「Sway」MV ディレクターズカット版 +〔S席特典〕ミニフォトブック(予定)

■ 通常チケット(全席自由席)⇒ 4,200円

会場物販、通販プレイガイドにてご購入いただけます。会場物販もしくは通販にて手売りチケットご購入の方にのみ〔手売り特典〕が付きます。

※手売り特典…「Sway」MV ディレクターズカット版

■ 学生割引チケット(全席自由席)⇒ 3,200円

会場物販、通販にてご購入いただけます。要学生証持参。手売り特典付き。

※手売り特典…「Sway」MV ディレクターズカット版

 

TOKYO FM HALLアクセス
http://www.tfmhall.jp/accsess.html


AATA

POPSだけでなく、SOULやBOSSA NOVA、HIPHOPなどの影響も感じさせるバラエティに富んだ楽曲と、唯一無二の歌声で幅広い層から支持されている。

2018年にディスクユニオン主催「DIVE INTO MUSIC.オーディション」に合格し、Kissing Fish Records から2019年9月4日に7インチシングル、12月11日には同レーベルよりアルバム『BLUE MOMENT』がリリースされた。

アルバムのリード曲である「Blue Moment」は、12月の “J-WAVE SONAR TRAX” に選出され、一か月間J-WAVEにてパワープッシュされた他、”J-WAVE TOKIO HOT 100” にインディーズながら5週連続でランクインされ、Spotifyでは公式プレイリスト等にも入るなど、じわじわと注目度をあげてきている。

また、AIがメインアクトを務める「JFL presents LIVE FOR THE NEXT supported by 日本セーフティー」東京公演のオープニングアクトをかけたオーディションに合格し、2月23日(日)Zepp DiverCity(TOKYO)にてAI、TENDREとの共演を果たした。

アーティスト活動の他にも、現在放映中の(株)バンダイ「ころがスイッチドラえもん」CMソングの作詞/作曲・コーラスを担当するなど、その活動は多岐にわたる。

 

AATA Official web:https://www.aata.jp/