2007年11月よりシンガーソングライターのSIOがオーガナイザーとして四谷天窓.comfortでの定期開催をしている「窓の向こうの空」今年で開催90回を突破し、ソールドアウト続出となったこの人気公演の魅力とそして100回公演を目前に控える本公演今後の展望について話をきいた。

ー長い付き合いだけどこういう機会ってなかったよね。お酒も入ってないっていう。

いつもはお酒が入ってますもんね。だから、いつも本題になかなか入らないっていう(笑)

ーまず最近の活動に関して聞かせてよ。

東京を中心に、北海道から九州まで年間200ステージくらい、ライブハウスの他に週末はショッピングモールなどでも演奏させていただいています。

僕は障害のある方々へに関わる事なんかもあるんですが、なかなかライブハウスに来られない方々達や、お子さんを持ったお母さん達も商業施設なら少し気軽に見に来られたりするんですよね、それが嬉しくてきっかけで。そうそう、最近若い子にモテるんですよ、2歳とか3歳とか小学生の子からファンレターをいただきますからね(笑)
例えばアニメの歌とかメジャーなカバー曲じゃなくても反応してくれる。オリジナルの曲をちゃんと曲を覚えてくれてるんです。

そういう事もあるから勇気をもらえるし楽しんで続けられています。
いわゆるTVに出てヒットしていくようなやりかたとは違うものかもしれないのだけど、とてもやりがいがあります。

ー地方でも精力的に活動しているよね。

2008年の大阪での初ワンマンは16人だったんですがとてもありがたくて、、、

当時は情報ツールもなくて、告知するのも大変だったので3ヶ月に1回遠征に行って告知を繰り返して、それが今では、毎回30人くらいは来てくださったり、、、。

がんばってバンド連れて「目指せ100人」なんて言ってツアーにも行けたり地方でも主催イベントを組ませていただいたり幸せな事だと思います。

ーやっぱりそれは良い音楽をし続けているから次に繋がっているんだろうね。
四谷天窓.comfortで開催してくれている「窓の向こうの空」は10年目、2017年3月で100回になるね。窓空は8年前、11/19に初ワンマンをやってもらってから始まったよね。

最初は~SIOアコースティックシリーズ~とサブタイトルをつけていたんですよね。

それまでアコースティックギターをほぼ弾いていなかったんです・・・ほぼエレキ。ソロ名義だけど、ずっとオレンジ色のGRETSCHを持ってバンドで活動していて、弾き語りで活動するっていう考えが全然、僕の中で無かった。

ーなるほどね。アコースティックサウンドってゆうもの自体が考えられなかった時代だったてことなんだ。

僕の個人的な「時代」ですけどね、エレキギターで歌うって事しか思ってもみなくて。

アコーステックギターといったらスリーフィンガーでやけにギターが上手い人のイメージで、僕は「ちょっと違う(嫌だ)なあ。。。とさえ思っていましたね。(この発言は天窓出演者をかなり敵に回すかもしれませんが!?笑)

ーいやいや、全員がそういったアーティストでもないよ(笑)じゃあ、きっかけとしては2007年のこのワンマンがアコギを初めて持ったということかな?

はい、アコギを入れたい曲があってレコーディング用に買ったギターで、その1曲くらいしか使っていなかった。

天窓に出るようになってから、「アコースティック」って言う「ジャンル」があるんだって少しずつ変わっていったんです。

ーいつくらいからツーマンにこだわりだしたの?うちからも紹介したりしたけど・・・
どうして1時間ずつゆっくり聞いてもらうってゆう内容にしていこうと思ったのかな?

最初はワンマンでやって、継続的にやろうって思ったらツーマンかなって。

バンドの対バンだとスタンディングが多いし、挨拶もそこそこに別れちゃう訳でアコースティックで四谷天窓.comfortみたいな少し近い会場で座って聴いてもらう丁寧なライブをしたいな~と思ったんです。30代を過ぎてからの感覚ですね。

それからだんだん集客が少しづつ増えて来てくださって。それだけ窓空シリーズってゆうものに共感してもらっている、楽しみにしてもらっていると思います。

ー毎回お客さんが楽しみにしてくれてて、ソールドにもなる貴重なイベントをやってくれてると俺も思っているんだけど、対バンは基本ツアーや対バンで知り合ったアーティストだよね?
そんな中でも、印象に残っている公演は?

歴代の出演者さんを思い出したらそれぞれに大切な想い出ですが、その中でも一番覚えてるのは、坂本サトルさんとの回です。

年齢的に先輩だったというのもありつつ、2009年5月2日、忌野清志郎さんが亡くなった日でもあったんです。その日のセッションも偶然に「デイドリームビリーバー」を歌ってたんですよ。「素晴らしい訳詞だね〜」なんて話していたらその情報が入って。ちょっと、運命を感じました。

震災直後の開催や台風直撃なんてあったり、、うまくいかなかった事もありましたけど、それも含めて乗り越えさせていただいて今は全部良かったと思っています。

ー毎月恒例で発売している新曲CDもイベントを盛り上げているよね。

絵画とか物事をデッサンする初期衝動みたいな、、、作品になる前、バンドメンバーに渡す最初のデッサン状態の新曲を!と不定期で書き始めて、今では毎月恒例になってきました。
未完成品というのを強調したかったからタイトルもつけずdessinと名づけてお客さんに発表することにしたんですよね。

ー今何曲になったっけ?

60曲くらいですかね?何曲あるかわからないくらいになってきていて。dessinだけでアルバムが何枚かできるような感じかと、例えばライブでもやっている「満月」ももともとdessinで書いた曲なんですよ。

毎月新曲を書くのは結構大変ですが同時にやっぱり楽しみで、バンドメンバーのオバタコウジ君に前の晩に曲を渡してアレンジしてもらって(笑)いつも当日は徹夜に近い状況という、、いつも助けてもらっています。

UTA-KAI_1630
上野野外水上音楽堂で毎年開催している「別冊UTA-KAI」2001年の9.11 N.Yテロの衝撃から「僕達にも何か平和を考える事ができないか」と考え、「音楽の繋がりのチカラ」を信じて2002.2.11から始めた ミュージシャン発信のライブイベント。2007年には、念願の日比谷野外大音楽堂での開催(1336人動員)を実現。2008年には名古屋、大阪へ。さらに2010年には福岡、山形、仙台での開催。この一つのムーブメントの広がりを、旧知の仲間とそして新しい仲間とともに、確かなものに変えて行きたいと続けている。

この「別冊UTA-KAI(以下 別UTA)」も天窓に出始めてから変わってきたんですよ。会場の状況もあって2009年くらいからバンドからアコースティックに変わる時期で。日比谷野音には吉川さんにも見に来ていただきましたね。それから天窓のスタッフさんにもお世話になっていて。

ー毎回、一緒に作っていく喜びを感じているよ。

ありがとうございます 別UTAとして、一番大きなステージでの開催は2007年の日比谷野外音楽堂なのですが、その時に地方からも沢山のお客さんが来てくれたんですよ。その時にも、地方に来てほしいって言ってもらえて。

それから別UTAでツアーに出るようになりました。10周年のときは福岡 広島 四国 兵庫 大阪 名古屋 東京 千葉 群馬 山形 仙台、全国11都市ツアーも行いましたね。今はツアーは止めちゃったんでその悔しさはあるんですけど、、。でも、今はみんな自力で回っている時代だから、僕の役目は終わったのかなっ思って、だから上野野音の別UTAもやめようかって何回も思ったんですよ。でも、会場抽選のくじ引きが毎年当たってくれて、その度に「神様がやりなよ」って言ってくれているのかなって、背中を押されているように感じて続けさせて頂いています。

ー最終的な目標は?

やっぱ武道館に立ちたいですよね。

ー別UTAの最終地点は武道館っていうのはカッコイイね!

そうですねー。でも、あんまり正直、想像ができないんですよね。。。そう考えると、日比谷野音を2007年に開催しておいて良かった。公言した約束は守れた訳ですからね。

例えば次やるとしたら自分のワンマンでやりたいですね。もちろん「日比谷野音や武道館でやる」ってことは夢で、そのために必要な事は遠目にも大変な事だとは分かってはいるけれど、今やっている事を愛せない人がその次に行けるとも思えない。

今いるファンの人達や関係者の方との関係性を大切に出来たら、結果的に「大きな会場での開催」という形になるんじゃないかと。。例えば僕の世代の人達にも、「SIO良いな」って思っていただけるようなものを作っていきたい。

そういう存在って少ないようなきもするし、「なりたい」って思っているんです。全然まだまだなんですが(笑)

自分にどれだけ出来るか自分に集中して、、、、よくよく見つめてって感じでしょうか?!「人生でいまが一番」良いです、だから楽しいしだからこれからも頑張ります!

ーそうだね。応援しているよ!

SIO、吉川インタビュー630

インタビュアー:吉川直人
記録/執筆:副島桂子


別冊UTA-KAI vol.71 ~手と手は音を繋げ合う~

2016年10月01日(土)
上野水上野外音楽堂 (上野公園内、不忍池のほとり)
12:00op / 12:30st (終演20:00予定)
前売¥3,000(1ドリンク別途¥500)

第1部12:30~ 中村慎吾 / ふらっと♭ / Yuya Takahashi / ガングルオン
第2部14:50~ Lumiere / パステルカメレオン / 夢来「ゆらい」 / 市原マサヒロ
第3部17:10~ WHITE SHADOW / 西郷葉介 / 香川裕光 / SIO with BAND

 

SIO・四谷天窓 presents『窓の向こうの空』 supported by 別冊UTA-KAI
Vol.95 ~西からようこそ~
2016年10月2日(日) 四谷天窓.comfort
17:30 op/18:00 st
前売¥3,000/当日¥3,500(1ドリンク別途¥600)
出演:SIOwithBAND/NA-O

Vol.96 ~秋の文化祭~

2016年11月3日(木祝) 四谷天窓.comfort
18:30 op/19:00 st
前売¥3,000/当日¥3,500(1ドリンク別途¥600)
出演:SIOwithBAND/パステルカメレオン

Vol.97

2016年12月9日(金) 四谷天窓.comfort
now planning


SIO(630)

SIO

東京出身在住 シンガーソングライター
年回約200ステージを全国で展開
最新ALBUM 「風に乗って」 全国リリース
カラオケ DAM・JOYSOUND配信
YAMAHA主催MQ全国大会にて最優秀歌唱賞受賞
ライブイベント 『別冊 UTA-KAI』発起人 (14年開催)
「何かを始めるのに遅いなんてことはない」 その「歌う力」で各地で着々とファンを増やす。