「繋がる」をテーマに2015年1月より稼働を開始してから約1年、徐々に様々なライブハウスでその名前とポスターを目にする日が増えるようになった。
SNS、動画サイト、アーティストとお客さんなど全方向型発信サービスを提供するポータルサイトとして、独自の視点から構築されたサービスはミュージシャンの間で瞬く間に話題となり、現在もジャンルを問わず様々なミュージシャンが利用登録をしている。
そんな最中、今年2月には恵比寿天窓.switchとの合同イベント「四谷天窓×LIVE Connection 主催 SwitchConect 3days」の開催も決定!
稼働開始から2年目となる2016年、WEBサービスを展開するLive Connectionが何を考え、そしてサービスはどこへ向かっていくのか?
Live Connectionの代表「椎名拓斗」に話しを聞いた。
ー四谷天窓とLive Connection、何気に稼働開始当初からのお付き合いですよね。
椎名:そうですね、稼働当初から四谷天窓さんは登録していただいて。出演されているアーティストさんでも多数登録していただいている方がいますね。
ー「今日出演してるアーティストがLive Connectionに興味ありそうですよー」と連絡するとその日のうちに会場にスタッフが飛んでくるんですもの(笑)1日に一体ライブ会場どんだけハシゴしてるんですか!ってレベルで最近どこにでもいますよね、Live Connectionのスタッフさん。
椎名:あはは(笑)最近ライブに行くと「あ!Live Connectionだ!」って言われるレベルで顔覚えられちゃってますね。
ーまさしく歩く広告塔を自社で体現しているわけですが、そのおかげか登録者数もかなり増えましたよね。しかもジャンルも全然関係ない感じで。
椎名:そうですね、特にここ半年くらいで本当に登録数が増えたなと思います。
ー「絵を選んで、自分の趣味や嗜好にあったアーティストを教えてくれるサービスです」と当初は謳っていて、「あ、ジャケ買いの感覚ね」と一発で感じて、「発見する喜び」みたいなものをしっかりとサービスに組み込んでいるのは音楽リスナーの心理をとてもくすぐる部分だと思うんですよ。
椎名:僕もそう思います。CD屋とかで「あ、このジャケットなんかかっこいいな」と思って買う時のあの感覚に忠実ですよね。
ーほんとそれだと思います。また「絵を選ばせる」ということでジャンルの垣根を無意識に壊していっているというのもとても面白いなと思ったんですよね。
椎名:僕らとしてもジャンルに縛られているというのはあまり健康的ではないと思うんですけど、やっぱり好きなジャンル・嫌いなジャンルって音楽を聴いてる以上は出てくるんですよね。それらをジャンル分けされてる状態で探すサービスだと、新しい出会いがなかなか無かったりするので、どうやってジャンルレスにするための入り口を作ろうと思った際に「絵を選ぶ」っていうのが一番いいなと思ったんです。
ーただこういったサービスって普通は無料登録できるってものがほとんどだと思うんですよ。そういった場合は広告収入に頼ってのサービス運営がほとんどだと思うんですが、Live Connectionは広告などは無し、アーティスト登録料が年間5000円(初年度)で次年度からは3000円ですっていうスタンスは当初はすごくネガティブに捉えてたんですけど、稼働から1年経ってみてこんなにも沢山のミュージシャンに受け入れられるんだなとちょっと驚いてます。
椎名:逆に言えばうちのサービスのネガティブな部分って「お金がかかる」っていう部分のみだと思うんですよ。だけど音楽をやっていく上で、様々なプロモーションの方法がある中、ホームページの代わりになるものがこの価格帯で、しかもスマホにも対応しているものが制作できるというのはかなりの強みだと思ってるんです。SNSも含めいろいろなサービスへの登録がとっちらかっている現状が今の音楽シーンにはあって、僕自身も音楽活動をしていた時期に音源を聴くのはこっちのサイトに飛んで、つぶやきはtwitterでユーザーを探して、ブログはアメブロに飛んで・・・みたいに色々なサイトをたらい回しにされることにストレスを感じたんです。今登録しているサービスは個々で便利だし、なら全部一個にまとまってるページが欲しいなと思って。
ーその結果、Live Connectionが生まれたと。でも本来なら色々なサービスがまとまってるものってホームページがその役割を果たすと思うんですけど
椎名:仰る通りで、本来はそれをアーティストのホームページが担うのが主流です。ただホームページと一口に言ってもそもそも作るのに専門の知識が必要で、「かっこよく」作るのって本当に大変だと思うんですよ。かと言って専門家に頼めば少なくともうん万円からうん十万円もかかって、何より更新にも手間がかかってくる。
ーそうですよね。WEB業界が盛り上がってきて、今は料金的にも安くはなってきてはいますが、少なくともうん万円はかかってきますね。
椎名:費用もそうですけど、アーティストはそういう専門知識をつける時間を本来は楽曲を作ることに使いたいと思うんですよ。WEBの勉強してたら音楽活動の時間が減るというのはあまりにも本末転倒なことだと思いません?
ー全く仰る通りです。
椎名:だからこそ、ローコストで誰でも管理ができるような簡単なシステムでそういったものが作れないかなと思ってLive Connectionを作りました。あえて無料サービスにしていないのも、無料じゃないからこそ本当にサービスを使いたいアーティストが集まってくれるようにと思っての部分もありますね。
それに何より、「ホームページを持ちたい!」と思っていつつも管理が出来ないアーティストも沢山いて、そういったアーティストに受け入れられている部分もあるのかなと思います。
ー確かに「無料」でないからこそ、サービスを使うことに重点を置いているアーティストが沢山いますね。ホームページは管理できない、作れないけれども、これなら出来るかもという方も多いと思います。
新しく加わった「Wall」(サイト内の壁にフライヤーを貼ってアピールできる機能)と「#Tags」(登録者がアーティストページへ自由な言葉でタグをつけられる機能)も自由度の高さもありますが、うまく使っているアーティストが沢山いるのも面白いなと思います。
椎名:2つの新しい機能と同時にリスナー登録(登録無料)を開始したのもこれらの遊びの要素を盛り上げる要因になってますね。リスナー登録をしているユーザーがどんどん遊びの要素に敏感に反応しているなと思います。
ーLive Connectionのサービスっていい意味で「隙」が多いと思うんですよ。例えば#tags機能とかって禁止ワードとかがあって、使えない言葉とかあるはずなんですけど・・・現状ないですよねこれ?
椎名:もうないですね、なんでもかける状態です。
ー「#ベースがでかい」とか「#ドラムだけイケメン」とかものすごく現場視点のタグが多いのも面白いなと思って見てます。イベント単体での登録とか、イベンターが登録していたりでこういうタグが出てくるんですかね。あと「野菜料理が美味しい」っていうのはこれバンドのタグですか?(笑)
椎名:野菜料理が美味しいはおそらくライブハウスへのタグだと思います(笑)この自由度と隙の多さみたいなものは大事にしていきたいと思ってますね。こういう隙をついて、運営が気が付かなかった使い方とかをしてくるユーザーが現れるというのはWEBサービスにおいてはものすごく重要だと思っているので。アーティスト側も、リスナー側もまずは好きに使って遊んでみてほしいなと思います。
ーそんな折、いよいよLive Connectioがリスナーサイドとアーティスト、双方への働きかけとして動き出す第一歩としてライブイベントを2月8日~10日までの3日間で開催するわけなんですが、どういったイベントになるのでしょうか?
椎名:稼働1年目はLive Connectionというサービスを知ってもらうということで手一杯だったんですね。まだサービス自体認知されてない状態でライブイベントをやってる余裕は無かったなと思っていたのですが、1年経ち、登録者数も増えたということで今度はLive Connection側からどういったアプローチができるかなと考えた時に「ライブイベントをやる」ということだったんです。
それにせっかくうちがやるのであれば、参加したアーティストのLive Connectionページは参加特典として提供したいなとも思ったりして、そういうものを総合的に見ていったら「大会」という形が一番いいのかなと思って今回はイベントを作らせていただいています。
ー「大会」という形式をとっている以上、優勝商品があると思うんですが・・・今回その商品が「恵比寿天窓.switchを1日自由に使える券」というのがなんとも・・・・(笑)
椎名:1日好きに使える券って、もしもらった場合はどう使うか気になりますよね。普通にワンマンライブをやるかもしれないし、企画イベントを組むのかもしれないし、そもそもライブやらないでフリマとか祭りとかやるかもしれないし(笑)
ー使い方を委ねるというのもLive Connectionらしいです。
椎名:参加されるアーティストさんにはライブMCとかで勝ったら何に使うかを聞きたいですよね(笑)
ー参加アーティストは参加特典としてLive Connectionのページが提供されるというのも面白いですよね。1年自由に使ってみてよとこれまたアーティストに委ねるというのがなんとも。
椎名:そうですね。参加したからには何か手元に残ってほしくて、Live Connectionがすぐにできることはページを作ることかなと思ったんです。これをきっかけに バンドの「知ってほしい」という意識がどんどん強く色濃く出てくれたらいいなとも思います。
ーWall機能や#tags機能も今回の大会には大きく関わってきそうですね。
椎名:そうですね、参加が決まって数日でLive Connectionのページは出来上がるので、大会当日までにLive Connectionを使ってアプローチをする機会は沢山でてくるのではないかと。
ー特にWall機能は・・・極端な話ですけど参加アーティスト全員が一斉にこのイベントのフライヤーを貼りまくるということも考えられますよね?
椎名:存分にあると思います(笑)でもそれぐらいアピールしていいと思うんですよ。ライブハウスでフライヤーを配ったり、色んな箱にポスターを貼ったりと同じで、WEB上でもアピールを沢山するアーティストが良くも悪くも目立つという状況は非常に健康的だと思いますよ。それに有料サービスですからね、使ってなんぼって部分もあると思います。有料な分、遠慮せずどんどん使っていってほしいです。
ー天窓としても今後Live Connectionというサービスがあることで、シーンがどのように変わっていくのか、サービス開始当初からそれを近くで見ていられるというのはとても楽しみです。
椎名:ありがとうございます。今回のイベントでもそうですが、まずは知っていただくこと、そして使っていただくこと。この記事を読んでいただいた方はまずサービスを触ってみてほしいですね。そして何より、イベントに遊びに来て頂いたら嬉しいです。
ーそろそろお客さんも、「あの人いつもライブハウスにいるし、アーティストとしゃべってるけど何者なんだろう」ってLive Connectionを気になってる人もいると思うんですよ。そういう人たちがイベントに来て一緒に楽しんでくれた上でLive Connectionを知ってもらえたらいいなと思います。
椎名:あ、Live Connectionの人だ!って言われるやつですね(苦笑)
ースタッフさん達の「俺ライブコネクションってバンドやってるんだけど、対バンしません?」くらいのテンションで飛んで来るあの感じ、僕は嫌いじゃないです(笑)
インタビュー:泉になみ
Live Connection
Never まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2142376321757037901
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「四谷天窓×LIVE Connection 主催 SwitchConnect 3days」
2/8~2/10 @恵比寿天窓.switch
18:30op 19:00st ¥2,000(1ドリンク別途¥600)
「繋がる」をテーマにした全方向型発信サービス「LIVE Connection」が恵比寿.switchを3日間に及びJACK!
恵比寿.switchとの協力タッグの下、LIVE Connection登録アーティストを中心に3日間、全18組に及ぶアーティスト達が戦いを繰り広げる。
Switch Conect では、優勝したアーティストが恵比寿.switchを1日だけ自由に使用できる権利が与えられる。
※参加者にはLive Connectionアーティストページを贈呈。以降1年間自由にお使いいただけます。
※優勝者には商品として5/13日の恵比寿天窓switchでの企画orワンマンライブを負担無しで使用可能。
3/11@恵比寿天窓.switch → 決勝3マン
5/13@恵比寿天窓.switch → 優勝商品 「恵比寿天窓.switchを1日自由に使える券」対象日程
参加の受付は
四谷天窓
tel : 03-5338-6241
mail : ninami@otonami.com
までご連絡ください。