8月に発売された四谷天窓オムニバスアルバム「imanoto」。
参加アーティストにスペシャルインタビュー!
第3弾は・・・「にしな」

――まず、にしなさんが音楽を始めたきっかけについて教えてください。

Sony Musicの「the LESSON」というスクールに友達が入っていて、4期生募集のオーディションがあるのをTwitterで知って応募しました。恥ずかしいから絶対いつもならそういうのとか応募しないんですけど…

でも、落ちてもまあ良いかなって思って応募して、受かったのがきっかけで始めました。

――オーディションに応募する前、音楽に最初に興味を持ったのはいつ頃ですか?

昔はコブクロがすごい好きだったんです。お母さんにどっちかのパートをしてもらって一緒に歌うみたいなことを幼稚園の頃からしてたから、音楽に興味があったのはちっちゃい頃からですね。

――オーディションに受かって本格的に音楽に取り組むようになったのは何歳くらいだったんですか?

ライブとかをはじめたのは、高校三年生の終わりぐらいですかね。

――弾き語りで活動しながら「アサナユフナ」というバンドでも活動していますよね。バンドをやろうと思ったきっかけも教えてください。

ライブハウスで同世代の若い人と出会えるチャンスって弾き語りだとやっぱり少ないなと思って、どうしてもバンドの方は若い子に人気なイメージもあったし、自分自身がバンドサウンドというかそういう音楽に興味があったので。

――にしなさんって色々なところで表現活動を活動されているのにも関わらず、良い意味で私が私がって感じにあんまり見えないんですよね。

自分をさらけ出して伝えたいようなタイプには見えないですが、色々な手段で表現しているのはどういう衝動からきているんですか?

自分より良い音楽をやる人がたくさんいると思うので今の段階で「見てください」とはなれてないんですけど、「あ、もっと絶対良いものが作れるな」と思うからやり続けるっていうか、表現したいなって思うのかもしれないです。

――今回のimanotoについて聞いていきたいんですけど、収録曲に「ヘビースモーク」を選んだのは何故ですか?

活動していて、やっと最近歌うこと、ライブすることが楽しいなと思うようになったんですけど、それが「ヘビースモーク」ができたあたりからで、曲に対して思い入れも強いっていうのもあってこの曲にしました。

――「ヘビースモーク」からどんどん広がっていったんですね。

そうですね。

――にしなさんが作詞作曲でこだわっている部分はありますか?

情景描写というか、その場面を切り取る言葉が好きで、ヘビースモークだったら『銀色の灰皿に強く押し付け』とか。感情以外のところの表現を大切にしています。

――にしなさんの曲は歌詞の一つ一つの言葉に魅力を感じますが、歌詞を書くにあたって意識しているところはなにかありますか?

良い言葉が浮かんだら書いておくっていうのも方法だと思ってるんですけど、意外と母音の響きとかも気にしつつ、なんですかね、なんだろう…

――思いついた言葉は日常的にメモに残しているものなんですか?

んー、するときもあります。

――今回収録された「ヘビースモーク」で特にこの部分に注目してほしいというところはありますか?

Dメロの『ほんとはわかってる 掴もうとしたら消えちゃうぐらいの女にあなたは依存する』っていうところは、うまくいった!って思いました。笑 歌詞の流れが良いなって。

――どういう人に聴いてほしいというのはありますか?

好きな人がタバコ吸ってるみたいな女の子、やっぱり多いと思うんですよ。おんなじような立場の女の子とかに聴いてほしいです。

――2018年の後半に差し掛かって、2019に向かって目指しているもの、また心境の変化はありますか?

今年の夏は音楽ばっかりやろうと思ってて。で、9月に初めて企画を打とうと思って。

今までだったらちょっと今の私の立場じゃ無理だなと思っていたけど、やっと自分から意欲的にそういうことをするようになりました。

ちょっとやってみよう精神が出てきたというか。

――企画をやってみようと思ったのは何故ですか?

周りの人の声もあったんですけど、コンスタントに活動してきた区切りって言ったらおかしいですけど、そこまでの自分の発表会っていうか。

一回区切ってそういうことをしたらまた何か違う目標ができて、ちゃんと次に向かえるんじゃないかと思ったからです。

――自分の企画をやってみて、そこから色々と見えてくるものがあれば向かっていきたいという感じでしょうか。

そうですね。

――「こうなりたい」という具体的なアーティスト像や影響を受けたミュージシャンはいますか?

声は、男の人なんですけど、やっぱりコブクロの黒田さんがすごく好きだったので…でもまあなれないんですけど絶対。でも良いところをとっていきたい。女版黒田さんになりたいなと思っています。

――なるほど。その中で意識して歌っているところや、自分に取り入れているところはありますか?

歌は色々考えちゃうとダメになっちゃうんで、自分が一番歌いやすくて気持ちいいところを探してやるようにしています。

――ライブではフードを被っていることが多いですが、これにはどういう意味があるのでしょうか?

人見知りで、良い意味でも悪い意味でもメンタルが弱いので。

ステージ上からお客さんの表情とかが見えてしまうと、よくないなあ、と思いかぶってます。笑

――今後の活動について、自分の中の音楽の物語をこれからどう綴っていきたいのか、またなにか見えているものがあれば教えてください。

弾き語りとバンドをやってて、全然違うなって思うところはたくさんあるんですけど、歌詞を一番伝えるのはバンドより絶対弾き語りの方が強いので、弾き語りは自分の感情を大切にしてずっと続けたい。

バンドは全体として、パフォーマンスとか視覚的にも映えると思う、弾き語りよりも。音楽の楽しさを表現するのはバンドの方が合ってるし、やってて楽しいと思える瞬間も多い。

自分が弾き語りでやってる曲をバンドに持っていったらこんな風になるんだって驚いたり、気づける面がたくさんあります。

今はいっぱいいっぱいになっちゃってるんですけど、どちらも両立していきたいです。

――最後に、このインタビューを読んでくださった方に向けてメッセージをお願いします。

まだまだなにしなですが、もっともっと多くの人に自分の歌を声を届けられるように頑張ります!見守っていてください。

そして、たまにライブハウスに会いに来てくれると嬉しいです!!


にしな

HP:http://www.afterschool-music.com/nishina/

Twitter:@nishina1998


<Pick UP LIVE!>

2018/10/5(金)

大塚MEETS

Unplugged Otsuka Vol.19

op17:30 / st18:00

adv.2000yen / door.2500yen

のだこだま(The mono-Curation) /舛谷美来(Narco-lepsy) /成田あより/にしな(アサナユフナ) /朔良/尾崎リノ