参加アーティストにスペシャルインタビュー!
第5弾は・・・「みやぎけいご」
ーーまず、みやぎさんが音楽を始めたきっかけについて教えてください。
学生時代にずっとバスケをやってたんですけど、歌うことも音楽もライブを見るのも好きで、高校卒業後の進路を決めるタイミングで自分のやりたいことってなんだろうなって考えた時に挑戦してみたくなって、「歌おう」って思ったんですよね。
大学に行かないで音楽やろうっていうのもその時点で決めました。好きだから始めた、始めようと思ったって感じですね。
ーー最初に音楽に興味を持ったのはいつ頃でしたか?
親が音楽好きで家ではいつも音楽が流れてて、その記憶はないんですけど今思えばそれがきっかけなのかな。
初めは楽器弾けなかったんでカラオケなんですけど歌うのは好きだし、目立つことも好きだったし、自然な流れでどんどんそういうふうになっていったんじゃないですかね。
ーーそこから本格的に活動するようになったのはいつ頃からだったんですか?
高校卒業の年に大学には行かないって決めた時点で、 まずライブの仕方とか楽器の弾き方に興味を持ちました。他の人がどんな弾き方をしてるのかだったり、アルペジオだとかストロークはどんな風なのかとか見始めたり、人のライブに足を運んだりとか。そういうのが高校3年の9月10月ぐらいから始まって、で、ギターを持ってちょっと練習しだしたのが次の年の3月4月ぐらいですかね。
ーーバンドではなく弾き語りで活動しようと思ったのは何故ですか?
それはめちゃくちゃ簡単な理由で、メンバーを集める方法がわかんないから。でもギター一本あればすぐ始められると思って、始めました。
元々バンドの曲も聴いてたんですけど、ギターの弾き方に興味を持った時にハナレグミさんとか秦基博さんだとか、ギター一本でやる人をよく見てたから、なおさらそっちの方がイメージが強かったのかもしれないです。
ーー活動するにあたって色々なアーティストを見てきたと思うんですが、具体的になりたいアーティスト像や、誰かにインスパイアされたというのはありますか?
インディーズ、メジャー問わずいろんな人のライブを見てきた中で結構自分でも意外だったんですけど、一番楽しかったのは星野源さんのライブでした。一番なんか笑ってたんですよね、帰るときもライブ中も。
ライブ中だとかライブに来てくれた人に対して、心を動かすだとか背中を押せるだとかそういうのも大事だと思って曲を作ってるんですけど、星野源さんのライブを見て、笑顔になって帰ってもらえるというか、ライブ中に多く笑ってもらって「楽しかったね」って帰ってもらえることが良いなと思うようになって、そういうのをモットーにライブをしています。そういうライブは自分の記憶にも心にも残ってます。
ーー今回のオムニバスアルバムについて聞いていきたいんですが、「ヨフケ」を収録しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
まず音源になってなかったんですよね。ライブでやったりYoutubeとかに自分で録ったのを出してたりして、配信上とかツイッターのリプだとか、聴いてくれてる人から「早く音源にして」っていう声が多い曲だったし、自分の中でも結構好きな曲ではあったんで、入れさせてもらえたらなと思って選びました。
ーー作詞作曲でこだわっている部分はありますか?
作詞は、嘘にならないように。全部が現実じゃないんですけど、ほぼほぼ現実、自分の事実、自分の体験であったり、友達の体験とか。フィクションも含まれてはいるんですけどイメージしやすいような歌詞を書いています。
ただありきたりな言い回しや表現をあんまり乱用したくないので、自分なりの言い回しをしたり、ありきたりな言葉をちょっと遠回しに、言葉や字数を増やして表現したりしています。
ーー「ヨフケ」の歌詞の中でここに注目して聴いてほしいというところはありますか?
サビの頭。『落ちる』『朽ちる』『映る』、『風景』『彗星』『人生』って、全部韻を踏んだりしています。意味がありながらちゃんとそういう言葉遊びみたいな、そういうのもできたら良いなと思って結構考えて作ったんで、歌詞を見ながら聴いて頂ければ本望ですね。
ーー「ヨフケ」はどういう背景があってできた曲なんですか?
これハズいやつや…。笑
ーー聞きたいです!
ヒッチハイクで沖縄に行ってたんですね、去年。沖縄の夜は真っ暗なんで星がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。
車も本当に数台通るか通らないかの真っ暗な深夜、一人で外に出てて、星が綺麗だなと思ってその場で写真に撮ろうと思ったんですけど、撮れないじゃないですか星って。歌詞にも『スマホには写らない』と書いたんですけど。
僕に好きな人がいたかいないかは置いといて、そこで星の風景を「綺麗だよ」って送ろうにも送れないじゃないですか。だから電話とかで伝えるしかなくて。そういうときに、本当にそのままの気持ちで作った曲です。
ーーこういう人に聴いてほしいというのはありますか?
10代20代の若い世代に聴いて共感してほしいっていうのもありますけど、自分よりも歳上の人が聴いて自分ぐらいの年齢の頃を思い出してくれるのも良いなとか。全員にウケようとは思わないですけど、幅広い人に、違う解釈でも良いんで、なんか好きだなと思ってくれれば嬉しいです。
遠いところに大切な人がいる人に聴いてほしいですね。
ーーみやぎさんは弾き語りで活動してどれぐらいですか?
3年半ぐらいですね。
ーー今まで活動してきた中で心境の変化はありましたか?
ライブハウスに出はじめのときって周りに色んな方がいたんですよ。多種多様で、ジャンルも別で、沢山のミュージシャンがいる中で、自分がどういう音楽をやれば良いのかなっていうのに最初めちゃくちゃ悩んでて。
隣の芝はやっぱり青いんであれも良いなこれも良いなって結構手を出しがちだったんですけど、それだと全然思うようにいかないというか、自分の満足するような音楽ではなかったんですよね。
そこから、さっき話したみんなを笑顔にして帰らせることとか、ライブも曲も含めて、自分にしかできない、自分が思いついたものをやろうと思うようになりました。
ーーみやぎさんは自主企画なども活発に行っているイメージがありますが、みやぎさんの企画やワンマンを見ると、一つ一つが良い意味ですごく重いなと感じます。そこに込めている意味や想いについて教えてください。
友達でも身内でもなく、元々知り合いじゃなかった人が音楽を聴きにきてくれるっていうのが3年半の中でも増えてきて、その人たちにお金を払って聴いてもらってるわけだし、良いものを本気でやりたいなと思っています。
それこそ企画だとかワンマンだとか、対バンもそうなんですけど、全部本当に本気で、「この企画はこういう良いものができたからみんな知ってね。その代わりにライブも良いものにするよ」という気持ちを込めて、丁寧に一つ一つ届けられるようにしています。
笑顔になってくれたり泣いてくれたり、そういう姿をステージから見るのがめちゃくちゃ幸せで、僕が音楽をやってる意味だなと感じます。
ーーimanotoのレコ発ライブで「不健康社畜ライフ」を歌っているのを見たとき、コールアンドレスポンスをしたり、お客さんと一緒にライブを作っているような印象を受けました。
ライブスタイルが結構変わったなって見ていて思ったんですが、何か気持ちの変化があったんですか?
コールアンドレスポンスはワンマンの時に初めてやったんですよ。思いのほか自分も楽しいしお客さんも楽しんでくれているなと思いました。
imanotoのレコ発の時はお客さんがたくさんいたのと、雰囲気に緊張感があったので、一回みんなで楽しんでほしいと思って。人って多分笑えば緊張だとかそういう硬い気持ちがほぐれる生き物だと僕は思ってるんで、今日はやるとこだなと思って。お客さんを見ながらじゃないですけど、ちょっとね、増やしましたね。
ーー「お客さんを笑顔にしたい」という気持ちは今までにも伝わってきていたんですが、imanotoのレコ発ライブでは更に、会場全体の空気感を一気に緊張からほぐした感じがありました。そういう部分は誰かのライブから影響されたものなんですか?
それも星野源さんですね。いろんな人のライブを見てきてもやっぱり、星野源さんのライブが僕的には一番楽しかった。
人をすごい笑わせて締めるとこ締めてかっこいいとこはかっこよくキメてみたいな感じで。
ライブって見てる側も緊張するじゃないですか。それを笑わせてあげて、気分がほぐれてきたところでキメるとこはキメて、こいつすごいじゃんって思わせといて、最後また笑って良い気分で帰れるライブが一番楽しいライブだと思いますし、やっぱ一緒に作るのは楽しいですね。一方的じゃなくて。今回のコールアンドレスポンスもそれで取り入れてみました。
ーー今後の活動について、自分の音楽の物語を今後どういう風に綴っていくのか、また未来の話でも将来的にでも見えているものがあれば教えてください。
活動を始めて3年半ぐらいで、ライブは3年ぐらいだと思うんですけど、3年って今考えれば長かったけど、この期間で沢山の人に認めてもらえるのって難しいと思うんですよね。ただ、だらだらとこのまま続けて行く気もないので、例えばツイキャスだとかYoutubeだとか、そういうライブ以外の方法でも自分の音楽を知ってもらうのがめちゃくちゃ必要だと思っています。
ツイキャスは一週間に1~2回できたら、っていう頻度でやってるんですけど、北海道だとか山形だとか沖縄だとか、僕の知らない人が、顔も見たことない人が僕を知ってくれて、聴いてくれてる現状っていうのがあるんですね。
Youtubeとかも、例えば路上で僕を初めて見た人や、ちょっと気になって一瞬だけ見てくれた人がYoutubeで検索かけて調べて見てくれたりするんです。
ライブ活動以外でもそういった自分の音楽を発信していく方法っていうのを、限られてはいるんだろうけど自分なりに見つけて、楽曲を更新していって、聴いてもらって、本当に自分の考えではあるんですけど24~25ぐらいにはメディアに出てもっと拡散して、いろんな人に知ってもらえればなっていうのは思ってますね。メディアに出ることが全てではないと思うんですけど。
音楽で生活していきたいと思ってるんで、そこで終わるんじゃなくて、継続してそれをできるように歌詞を書き溜めたり楽曲数をもっともっと増やしていくのが必要かなってのは今思ってます。
ーー2018年の後半、どうしていきたいというのはありますか?
2019年の1月12に、恵比寿天窓.switchでアルバムのレコ発ワンマンをするんですよ。その制作がもう既に始まってるんですけど、10曲収録のアルバムを作るんでもう結構バタバタしてて、もちろん新しい曲も作りますしレコーディングの日程とかも決まったりしてるんで、この段階から結構アルバムに向けての集中期間というか、もうそれにつぎ込む気持ちしか今はないですね、2018年は。
ーー最後に、このインタビューを読んでくださった方に向けてメッセージをお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
まだ僕の音楽を聴いたことがない方も読んでくださっていると思うので、もちろん一番は生でが良いんですけど、動画とかでも僕の音楽を聴いて頂ければ嬉しいです。それこそ笑って頂けるのであれば本望ですし、何か少しでも感じて頂けるものがあれば音楽を作ってる意味にもなります。是非一度聴いてあげてください。ありがとうございました。
みやぎけいご
Twitter:@KYaggy
Youtube:みやぎけいご
<Pick UP LIVE!>
2019,1,12(土) 恵比寿天窓. switch
みやぎけいごOne Man Live 2019
「iRregular」
みやぎけいご&みやぎけいごバンド
18:30 op/19:00 st
前売¥3000/当日¥3500/学生¥2500(各1ドリンク別途¥600)
ワンマンチケット購入ページ (手売りチケットもライブ会場で販売中)